グレンドロナック カスクストレングス バッチ5
地元のbar(
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)で頂きました品です。
ボトルの写真がなかったのでほい
グレンドロナック蒸留所とは
スコットランド北東部、ハントリーという町の郊外に位置するこの蒸留所はスペイサイドとハイランドの境界線上に位置しています。現在ではハイランドに分類するのが一般的であるようです。
蒸留所の建設は1826年。火災などにも見舞われますが、1960年代以降はティーチャーズの原酒として名を馳せていきます。
現在はシェリー樽100%のウイスキーを販売してることが有名かもしれません。
ここからはとてもマニアックな話になります。
このグレンドロナック蒸留所は、ベンリアック社の傘下に入っており、ウィスクイーという会社が代理店契約を結んでいました。
しかし、ベンリアック社がアメリカのブラウンフォーマンという会社に買収されるとともに、ウィスクイーとの代理店契約を終了。終売となります。
もともとグレンドロナックは1996~2002年まで蒸留所を休止しているため、18年や21年は再販されないのでは…と予測が出ているほどです。
(参考:
ウィスク・イーがベンリアック社の3ブランド販売終了を発表 : くりりんのウイスキー置場
)
かくいう僕も、18年を年末におさえてあります。
グレンドロナック カスクストレングス バッチ5 とは
産地…スコットランド・ハイランド地方
度数…55.3°
熟成…NA(ノンエイジ)
樽…シェリー樽
輸入元…どうなることやら
年に1~2バッチ(バッチは樽のことです)、カスクストレングスのものがドロナックから出てます。カスクストレングスっていうのは、樽から出したのをそのまま瓶詰めしてるよーってことです(普通は加水したり他の樽のと混ぜる)。
そのため、バッチごとに微妙に味が異なるといわれています。
バッチ5は2015年に出たやつですね。
レビュー
色……やや淡い琥珀色
香り…香草系のさわやかな香りを伴うアルコールの刺激。やや遅れてシェリー樽由来の甘い香り、レーズン、チョコレート。
味……ハイプルーフらしい強い当たり。そのあとに濃い甘味。香りに同じくレーズン。ややナッツ感もあるか。余韻は口の中がひりひりする感じでウッディやビターチョコが残る。
熟成は確かに若いですが、嫌みのない素直な酒質でおいしかったです。
加水用の水をもらってないのであれですが、少量加水でより穏やかに甘味を楽しめると思いました。