うさぎは寂しくても死なない

備忘録を兼ねたブログ お酒(特にウイスキー)のことについてよく書きます

ポールクルーバー エステート シャルドネ 2017

3000円以内のマストバイです。

 

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種類:白ワイン

国:南アフリカ

地域:エルギン

生産者:ポールクルーバー

品種:シャルドネ100%

参考価格:2000円台後半

購入元:アフリカ―さん

 

ポールクルーバーのエントリークラス(エステート)のシャルドネです。

Twitterやブログなどで特に評判が高かったので、期待していました。

レビュー

色は淡いイエロー。レモンや花を思わせる、上品な香り。

口に含むと酸を感じさせながら柔らかい口当たり。日向夏、レモンパイ、少しはちみつのとろっとした甘さとわずかにグレープフルーツのほろ苦さ。

パンのような香ばしく甘い香り。あまり樽の感じはありません。

きつい感じもなくフルーティさに上品な酸がのっかっているような感じ。とても柔らかくて良いバランスです。

抜栓3日目は、酸が抜けてきて代わりにデザートワインや黄桃のようなトロっとした甘さが現れてきます。

 

ワイン好きにはぜひ飲んでほしいですし、全体として柔らかい印象なので白ワインのきゅっとした酸や苦みが苦手な人にもお勧めしたい、文句なしに美味しいワインでした。

 

生産者情報

南アフリカワインについてはこちらをご覧ください。

 

chinomia1204.hatenablog.com

 

ポールクルーバーについて、輸入元のMASUDAさんの紹介ページから抜粋します。

ポールクルーバー - 南アフリカワイン専門店マスダ

 

ポールクルーバー・ワイナリーは、南アフリカケープタウン周辺では平均気温が最も低いエルギン地区にあります。ここは、フランス・ブルゴーニュ地方とほぼ同じ気候で涼しく、その為ワイン用のブドウがゆっくり成長し、良質のブドウが採れる地域として知られています。同社はエルギンのパイオニアとして、「エルギン=ブランド地区」にした立役者で、最近も「南アフリカで最も急速に伸びているワイナリーのトップ10」、「ベストバリュー・ワイナリーのトップ10」、「最もエキサイティングで大発見のトップ10」に選ばれました(Wine Report 2007 by Tom Stevenson)。
また、国際的に有名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏からも「南アフリカの優秀なワイナリー」として高い評価を得ています。

ポールクルーバー・ワイナリーは、家族経営でワインを造っています。オーナーのポールクルーバー氏は、「徹底した質にこだわるワイン造り」をコンセプトにしています。ワイン造りの工程は、ひとつひとつ丁寧な手作業で行われています。ワインの熟成に使用するオーク樽は、フランスの5社から取り寄せ、それぞれの特徴を活かし、組み合わせることによってワインに複雑みも表現するほどのこだわり様です。

南アフリカはイメージよりもずっと涼しいと聞いていた(日本と平均気温は同じかやや低いくらい)のですが、エルギン地区は特に涼しいようですね。

フランス・ブルゴーニュ地方と同様にシャルドネピノノワールなど栽培されているようです。

今回のワインがとても美味しかったので、エルギン地区の他のワイナリーもいずれ飲んでみたいと思います。

 

総評

自分はあまりワインの経験がないですが、典型的なニューワールドの樽ドーンではなく、冷涼でエレガントな、それでいてとても親しみやすいワインでした。

正直ブラインドでAOCブルゴーニュとか村名のシャルドネとかと比較してもわからないんじゃないかと思います。

このクオリティが3000円以内で買えるのは本当に流石南アフリカだなという感じがしました。

 

願わくば、このまま高騰せずに知る人ぞ知るコスパの高い産地として残り続けてくれるとありがたいですね…

今後も南アフリカワイン(特にエルギン地区)には注目していこうと思います。

 

それでは。