G & M コニサーズチョイス レダイグ 1998
新たなBar開拓もしていきたいなと思っていた今日この頃。
いい店見つけちゃいました。
船橋駅からちょっと歩くのですが、チャージなしでこの雰囲気、品揃えはかなりいいと思います。バーテンダーさんも気さくな方で話も面白かったです。
「珍しいウイスキー」で選んでもらった中からこれを飲みました。
トバモリー蒸留所とは
スコットランド西部、アイラ島とスカイ島のちょうど中間あたりにマル島という島があります。トバモリー蒸留所は島の中心地、トバモリー漁港に面して建てられています。
蒸留所自体は1798年に建てられましたが、その後休業・再操業を繰り返し、1993年からバーンスチュアート社が買収したからはシングルモルトが流通するようになりました。
この蒸留所はピートを焚かないトバモリーという銘柄と、ヘビーピートなレダイグという銘柄をどちらも作っています。
レダイグの方はアイラ・ウイスキーみたいな感じがあり、ポスト・アイラとしても注目されています。
ただ、蒸留所が小さすぎて熟成庫はないので、スコットランド本土にあるバーンスチュワート社の熟成庫と、アイラ島にある、同社が保有するブナハーブン蒸留所(前の記事で紹介しましたね)の熟成庫で熟成を行っているみたいです。
これは余談ですが、トバモリー蒸留所があるマル島の西にはアイオナ島という有名な島があります。
僕も詳しくはないのですが、スコットランドにキリスト教を持ち込んだ人が建てた修道院があるらしく、スコットランド第一の巡礼地になっているそうです。
このアイオナ島に行くにはマル島を通るしかないので、観光客が多く訪れ、マル島はリゾート地になっているみたいです。
今回のボトル
G&M社がボトリングしたレダイグの16年です。
G&M社は先日何度目かわからない値上げを発表したので、今のうちにできるだけ飲んだり、買ったりしたいですね。
というか最近スコッチもジャパニーズも高すぎ、残された道はバーボンしかはないのか…。
産地…スコットランド・マル島
度数…46°
レビュー
香り…かなり重いピート。BBQや焚火のスモーク。魚の干物のような独特な香り。
味…香りに比べてかなりライト。ただ甘味はない。塩気を伴ったフレッシュな麦、ピート、スモーク、油っぽさ。ややハーブのような感じも。余韻はオークのドライさを伴いながら強いスモーク。
ピート強って感じでした。ただ、アイラのピート強い系(ラフロイグ、アードベッグなど)は酒質も重いのに対して、これはかなり軽くて、個人的にはカリラに似た酒質を感じました。
なかなかお目にかかれないとは思いますが、独特な味なのでぜひ飲んでみてください。