ロゼ ド シュヴァリエ 2017
飲みやすくさっぱりしたロゼワインでした。
種類:ロゼワイン
地域:ボルドー
生産者:ドメーヌ・ド・シュヴァリエ
参考価格:1000円台後半(通常価格2000円前半)
購入元:エノテカさん
レビュー
色は淡くサーモンピンク。ラズベリーなど赤いベリー系果実の印象と、少しハーブの感じ。口に含むと、甘さは全く感じない。辛口白ワインのような、キリっとした酸味に、少しベリーやスパイスとボディのボリューム感がある。
全体としてすっとしていて飲みやすい。
生産者情報
フランスといえばボルドー、みたいなところあるので貼る必要ないかもですが一応解説。
この項は購入元であるエノテカオンラインのページからすべて抜粋しています。
ブルゴーニュと並びフランスワインの2大銘醸地であるボルドーは、フランス南西部ジロンド県に位置し、赤、白、ロゼ、白甘口、スパークリングワインが造られています。赤ワインの生産量が大半を占め、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランなど複数のブドウをブレンドしてワインを造るところがブルゴーニュと大きく異なる点です。世界に名を轟かせるボルドー5大シャトーが君臨する第一から第五級まで61シャトーからなるメドック格付けは、現在のワイン選びにおいても重要な指標となっています。
続いて生産者のドメーヌ・ド・シュバリエ。
ペサック・レオニャンの森に囲まれたドメーヌ・ド・シュヴァリエ。「騎士」という意味の「シュヴァリエ」が名前についているのは、このドメーヌがスペインの巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの通り道にあり、それを守る騎士という意味で付けられたと言われています。17世紀の資料にはすでに、この地にブドウ畑や醸造施設などがあったことが記されています。1865年~1983年の間、リカー家が所有し、5代に渡って引き継がれました。2代目のジャン・リカー氏は土地の良さを見抜き、畑を拡大し、3代目のガブリエル・ボーマルタン氏は、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの知名度の向上に力を注ぎ、 グラーヴ地区の中で最も評価の高いシャトーの一つと言われるようになりました。1881年のボルドー・エ・セ・ヴァン誌には、「このシャトーのワインの上品さはブドウ畑によってもたらされ、ブドウ畑は美しい色のワインを作らせる」と記されています。リカー家4代目、ジャン・リカー氏は先代が維持してきた品質を守り、1940年代に数々の素晴らしいヴィンテージを生み出しました。5代目のクロード・リカー氏は、新しい醸造設備の導入、収穫時の選果を徹底させ、1957年からは赤ワインのマロラクティック発酵を採用。また、ボルドー大学のエミール・ペイノー教授の協力を得て、白ワインの品質を向上させることにも成功しました。
1983年、蒸留酒製造企業を所有していたベルナール家がドメーヌを買収。責任者となったオリヴィエ・ベルナール氏は、先代のクロード・リカー氏と一緒にワイン造りに携わっています。「何もしないことは、何かをすることより難しい。自然を尊重すれば、自然の連鎖、節理で果実は繊細かつエレガントになる」とオリヴィエ・ベルナール氏は語っており、あくまで自然に任せたワイン造りを行っています。1990年代に入ってから、 そのクオリティにはますます注目が集まっており、現在ではシャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンに次ぎ、グラーヴのトップ2~3に入る優良ドメーヌとなりました。
商品情報。
グラーヴ地区の中で最も評価の高いシャトーの一つ、ドメーヌ・ド・シュヴァリエが手掛ける爽やかな味わいのロゼワイン。外観は鮮やかなピンク色を帯びた淡いサーモン色。グレナディンとラズベリーのフルーティーな香りが華やかに広がります。口当たりには香り同様フレッシュな果実の味わいがいきいきと感じられるでしょう。シトラスのようなさっぱりとした酸味とエキゾチックな風味が口いっぱいに広がり、ブドウが育った砂利質土壌の美しい畑を思わせる豊かなミネラルが、爽やかな余韻を演出します。
総評
ラベルやボドルはとても女性的なのですが、味は全く甘さがなく、辛口ロゼワインといった感じでしょうか。白ワインのような酸もありつつ、ベリー系やハーブ・スパイス感も兼ね備えているのでペアリングを選ばないワインだと思いました。
料理と合わせるのがめんどくさくなったらとりあえずロゼと風潮、割とありだと思いました。
それでは。