うさぎは寂しくても死なない

備忘録を兼ねたブログ お酒(特にウイスキー)のことについてよく書きます

フラムワインズ サンソー 2017

かつて南アフリカでたくさん生産されていたサンソー、とても良い感じです。

 

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種類:赤ワイン

国:南アフリカ

地域:シトラスダルマウンテン

生産者:フラム ワインズ

品種:サンソー 100%

参考価格:2000円台真ん中

購入元:アフリカーさん

 

レビュー

色は淡く透明感のある紫色。抜栓直後はやや閉じた印象。

スワリングを繰り返すと徐々に開いてきてチャーミングな印象。ラズベリー・ハーブ、少し森っぽさ。さらにスワリングすると野イチゴ。

口に含むとアタックは弱い、赤い果実の素朴な甘味とさわやかな酸味、タンニンはあまり感じずライトな印象。ややスパイス感や引き締める感じもあったが、スワリングや時間経過でどんどん甘味と果実味が開き、ジューシーで飲みやすいワインになる。

 

タンニンはあまりなく、軽め&果実味で好み◎。

 

生産者情報

まず、このサンソーという品種について、購入元のアフリカ―さんのページを紹介します。

サンソー 〜 かつて1位だった黒ブドウの今 〜

 

ざっくりまとめると

・古くから南アフリカに持ち寄られ栽培されていた

・一時期は生産量一位

・だんだんと人気がなくなり他の品種に植え替えれられた

・今残っているサンソーはすべて古木となり、そこから生み出されるワインに再注目

ということみたいです。

 

ワイナリーについても、 購入元のアフリカ―さんのページから抜粋します。

フラム ワインズ サンソー Fram Wines Cinsault 2017 | 南アフリカワイン通販のアフリカー

フラム ワインズについて

2013年よりステレンボッシュでティナス・クルーガーによって設立されました。南アフリカにおいて古く歴史のある、ボッシェンダル・ワインというワインメーカーで12年醸造長を務め、独立を果たしました。様々な地域に点在する南アフリカのブドウ畑を探す旅を“航海”と例え、ワイナリーのコンセプトとしています。他の多くの生産者同様、自分の畑は持たず毎年一定のブドウが確保できるよう購入元のブドウ生産者と連携しています。シュナン・ブラン、ピノタージュおよびシラーズ(2016年よりサンソーが新たにラインアップに加わりました。)にオークの新樽は使用しません。その土地ならではの特色と、テロワールが醸し出すフレッシュで活き活きとした果実味を楽しめるワインを造ることを目指しています。基本的に酵母、酸等は添加せず、自然のままに醸造します。

 

新進気鋭ながら、実力のあるワイナリーみたいですね。

 

今回使用するブドウも面白く、スカーフバーグ(シトラスダルマウンテン)にあるヘンク・ライングと呼ばれる畑のブドウを使用しているとのことでした。

南アフリカでもっともワイン生産が有名なコースタルリージョンではなく、その北にあるオリファンツバレーというところにある畑のようです。

(↓もアフリカ―さんから)

南アフリカのワイン産地、産地のブドウ栽培ランキング、産地別品種生産量と特色を説明しています。

こういうユニークなことをしている生産者はよいですね、心惹かれます。

 

総評

初めて飲みましたが、サンソーはとても良いですね。

タンニンがきつくない軽くてフルーティな赤ワイン好きな方にはお勧めです。

ピノノワールより安いので、ピノの代替品として(ちょっと失礼ですが)機能するのではないかと思いました。

また、この生産者はピノタージュもおいしいらしいので、試してみたいと思います。

 

それでは。