うさぎは寂しくても死なない

備忘録を兼ねたブログ お酒(特にウイスキー)のことについてよく書きます

ファルネーゼ ファンティーニ モンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネテラマーネ 2012

熟成感(?)の楽しめるワインでした。

 

f:id:chinomia1204:20200903165611j:image

種類:赤ワイン

国:イタリア

地域:アブルッツォ州

生産者:ファルネーゼ

品種:モンテプルチアーノ100%

参考価格:-

購入元:-

 

※このワインはWINE&DINE Vinogrisさんでいただきました。

 

r.gnavi.co.jp

 

レビュー

色は深いガーネット色。香りは濃いが上品な果実味、ハーブ、樽、ナツメグなどのスパイス。

口に含むと濃い果実味、舌触りはとても滑らかできめの細かいタンニンが感じられる。タンニンはそこまで主張せず、樽のウッディなニュアンスやのど元にかけてスパイスが引き締める。

 

モンテプルチアーノ ダブルッツォとは

これらのサイトを参考にしました。

https://www.wine-searcher.com/regions-montepulciano+d%27abruzzo

https://www.wine-searcher.com/regions-montepulciano+d%27abruzzo+colline+teramane

https://item.rakuten.co.jp/toscana/c/0000003907/

 

 イタリア中部、アドリア海に面したアブルッツォ州のモンテプルチアーノ種を使ったDOCです。

アブルッツォ州のワイン生産の半分以上をモンテプルチアーノ種が占めるというから、州を代表するワインといってよいでしょう。

果実味が強くとてもコストパフォーマンスが高いのが特徴のようです。

この記事のワインは「モンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネテラマーネ」という、テラモ丘陵の一地域しか名乗ることのできないワイン(DOCG)となっています。

 

モンテプルチアーノ ダブルッツォは市場に出る前に最低3年の熟成が必要なことから、お手軽に熟成感を楽しめるワインのようですね。

 

生産者情報

輸入元がわからなかったので、イタリアワインに秀でたワインショップ「トスカニー」さんのページから抜粋します。

 

【楽天市場】イタリア > アブルッツォ > アブルッツォ(ハ〜ホ) > ファルネーゼ:トスカニー イタリアワイン専門店

 

ファルネーゼの歴史は、1582年にファルネーゼの王子と結婚したオーストリアの王女マルゲリータが、この土地でワイン造りに身をささげたことに遡ります。数百年の間ワイン造りが途絶えていたこのファルネーゼの再建を夢見た創設者のカミッロ・デ・ユリウス氏が現社長のヴァレンティーニ・ショッティ氏とエノロゴのフィリッポ パッカラーロ氏とともに、1990年からワイン造りに着手し、ファルネーゼの名前が復活しました。ファルネーゼは立ち上げ当初、ワイン評論家のヒュージョンソン氏がエディツィオーネ生産のアドバイスを与えました。この経緯については、下記2012年3月6日のメーカーズディナーのインタビューで詳しく触れていますのでご覧ください。
故カミッロ・デ・ユリウス氏の尽力でわずか10年ほどの月日でその名を世界に知られるほどになった、イタリアを代表する大生産者です。

自家所有畑は合計で150ヘクタール、東西にわたるモーロ側渓谷の北側の斜面に位置しています(つまり南向き)、高度3000メートル、海からは18マイルのところにあるマイエッラ山脈は高品質のワインを生み出すために理想的なミクロクリマを生み出しています。

これに対して、契約畑は450haもあるにも関わらず、ファルネーゼは1軒あたり1~2ヘクタールの小さな農家と契約しています。個々の農家が量より質を重視した栽培、短時間の収穫、収穫から醸造までの時間を24時間以内を可能とするなどの利点があります。そして、一般的な生産者協同組合がぶどうの量に対してお金を支払うところ、契約畑の面積に対して個々に契約を結び良い金額で支払いをしています。その結果、農家は、よりよいブドウを作れば高く買い上げてもらえるため、ファルネーゼの細かい指導に意欲的に従いぶどうを栽培するようになりました。このことはファルネーゼのコストパフォーマンスの高さに大きく貢献しています。また、伝統的な手法を残しながら、最新の醸造設備をつぎつぎと導入し、突出したコストパフォーマンスに優れたワイン生産に成功したワイナリーです。

 コストパフォーマンスの高いワインを生み出す生産者のようです。

 

総評

ボトルでいうと実売価格2000円台で2012VTの熟成感を楽しめるという点も含めて、コストパフォーマンスはとても高い一本だと思いました。

モンテプルチアーノのワインは初めて飲みましたが、これは要チェックだと思いました。

それでは。