うさぎは寂しくても死なない

備忘録を兼ねたブログ

アラン スモールパッチ ブルゴーニュカスク 11年

前回から日にちが空きましたが、この記事の時に飲んだものです。

 

chinomia1204.hatenablog.com

 

ワイン樽で11年熟成させた、かなり珍しいものです。

僕の好きなアラン蒸留所のボトルですね。

 

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あと、今回から目次つけてみます。

 

 

アラン蒸留所とは

アラン蒸留所はスコットランド南西、クライド湾に浮かぶアラン島にあります。

この島ではかつてウイスキーが作られており、「アランの水」という隠語で本土を含めた多くの人に親しまれていました。しかし、1836年にラッグという蒸留所が閉鎖されてから160年間、この島でウイスキーが作られたことはありませんでした。

そんな中待望のアラン蒸留所ができたのは、住人の強い後押しのおかげもあったようです。

 

蒸留所にはビジターセンターも完備されており、ウイスキーができるまでの数年間はそれで生計を立てていたようです。アラン島は気候的・地理的に「スコットランドの縮図」と呼ばれ、王室の避暑地に利用されるほど風光明媚な場所だそうです。いつか行ってみたいですね。

 

さてこのアラン蒸留所ですが、現在の蒸留所建設ブームの火付け役となっており、順調に売り上げを伸ばしています。

アラン蒸留所は現在、建設当初の2倍の生産規模を誇っており、さらにアラン島南部に新しい蒸留所を建設予定です(たしか今年できるはず)。やっぱアランって神だわ。

 

今回のボトル

アランのワインカスク11年です。

ワイン樽熟成のものは最近多くなってきているのですが、普通熟成の最後1,2年をワイン樽で行うので、11年ずっとワイン樽はとてもめずらしいです。

 

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランド・アラン島

度数…54.2%

樽……赤ワイン樽

 

 

レビュー

色……画像ではあまりわからないと思うんですけど、僕が見たことあるウイスキーで一番「赤い」です。カンパリみたいな色してる。

香り…トップは明らかに赤ワイン。カシス。かなり遅れてアランっぽいバニラ、クッキーを思わせる麦、優しいピート。

味……一言でいうとちぐはぐな味。口に入れた瞬間は様々な種類のドライフルーツが感じられるが、すぐに赤ワインの渋さに隠れる。そこにウイスキーの甘さが加わってよくわかんなくなる。ビターチョコのような余韻。

加水で渋みがマイルドになり、ドライフルーツの甘さとウイスキーの甘さが共存するように。こっちの方が個人的にはおいしい。

 

これは好み分かれると思います。全体的に赤ワインが強めなので、普段ウイスキー飲まないけど赤ワインはよく飲むって人はいいかもしれません。

もっとドライな酒質のウイスキーでやったらうまいかもですが、アランの酒質には合わない気がしました。まあ何事も経験です

 

 

 

 

G & M コニサーズチョイス レダイグ 1998

新たなBar開拓もしていきたいなと思っていた今日この頃。

いい店見つけちゃいました。

funabashi.mypl.net

船橋駅からちょっと歩くのですが、チャージなしでこの雰囲気、品揃えはかなりいいと思います。バーテンダーさんも気さくな方で話も面白かったです。

「珍しいウイスキー」で選んでもらった中からこれを飲みました。

トバモリー蒸留所のヘビーピート銘柄、レダイグです。

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トバモリー蒸留所とは

スコットランド西部、アイラ島とスカイ島のちょうど中間あたりにマル島という島があります。トバモリー蒸留所は島の中心地、トバモリー漁港に面して建てられています。

蒸留所自体は1798年に建てられましたが、その後休業・再操業を繰り返し、1993年からバーンスチュアート社が買収したからはシングルモルトが流通するようになりました。

この蒸留所はピートを焚かないトバモリーという銘柄と、ヘビーピートなレダイグという銘柄をどちらも作っています。

レダイグの方はアイラ・ウイスキーみたいな感じがあり、ポスト・アイラとしても注目されています。

ただ、蒸留所が小さすぎて熟成庫はないので、スコットランド本土にあるバーンスチュワート社の熟成庫と、アイラ島にある、同社が保有するブナハーブン蒸留所(前の記事で紹介しましたね)の熟成庫で熟成を行っているみたいです。

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これは余談ですが、トバモリー蒸留所があるマル島の西にはアイオナ島という有名な島があります。

僕も詳しくはないのですが、スコットランドキリスト教を持ち込んだ人が建てた修道院があるらしく、スコットランド第一の巡礼地になっているそうです。

このアイオナ島に行くにはマル島を通るしかないので、観光客が多く訪れ、マル島はリゾート地になっているみたいです。

 

今回のボトル

G&M社がボトリングしたレダイグの16年です。

G&M社は先日何度目かわからない値上げを発表したので、今のうちにできるだけ飲んだり、買ったりしたいですね。

というか最近スコッチもジャパニーズも高すぎ、残された道はバーボンしかはないのか…。

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランド・マル島

度数…46°

 

レビュー

香り…かなり重いピート。BBQや焚火のスモーク。魚の干物のような独特な香り。

味…香りに比べてかなりライト。ただ甘味はない。塩気を伴ったフレッシュな麦、ピート、スモーク、油っぽさ。ややハーブのような感じも。余韻はオークのドライさを伴いながら強いスモーク。

 

ピート強って感じでした。ただ、アイラのピート強い系(ラフロイグアードベッグなど)は酒質も重いのに対して、これはかなり軽くて、個人的にはカリラに似た酒質を感じました。

なかなかお目にかかれないとは思いますが、独特な味なのでぜひ飲んでみてください。

 

 

 

W & M ブナハーブン 14年 

前回と同じく

Bar Dio (バー ディオ) - 西船橋/バー [食べログでの一杯です。

アマゾンに商品がなくてリンク貼れないので別のサイトの貼っときます。

graveyard-of-malts.easy-myshop.jp

 

ブナハーブン蒸留所とは

スコットランド西部、ウイスキーの聖地アイラ島の北の玄関口、ポートアスケイグ港からさらに北に4キロほど行ったところに蒸留所はあります。

設立は1881年ですが、15年くらい前まではアイラ島で一番”新しい”蒸留所でした笑。*1

 

この記事でも言及した通り、アイラ島は北の方が軽い味わいで、南の方が重いピートを効かせた味わいになる傾向があるので、ブナハーブンはアイラの中で最も軽い酒質といわれています。

 

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今回のボトル

 ウィルソン&モーガンというボトラーが瓶詰めした、2001年原酒の14年ものです。

余談ですが基本的にボトラーはひとつの樽からそのまま詰めるので、同じ名前のボトルでも使われた樽の番号によって味が異なる可能性があります。

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランドアイラ島

度数…59.6°

樽…シェリー樽

 

レビュー 

香り…強すぎないシェリーの主張。軽い麦感にはちみつ、カカオ。

味……シェリー樽にしてはかなりフレッシュでスムース。ナッツ、あとからチョコ、はちみつ、少しの潮気。後味は樽がでてドライ。

 

さらっとした、飲みやすいシェリー系ウイスキーでした。甘いウイスキー苦手でシェリー系嫌ってる人もこれは楽しめそうです。

これ以上樽がでてしまうと酒質が食われてしまう可能性があるので、樽と原酒の性質の両方がちょうどみられる時期のボトリングなのかなと思いました。

 

*1:今一番新しいのはキルホーマンかな?9番目の蒸留所ができたらしいですが、まだウイスキー販売してないので詳しいことは自分にはわかりません

Tokyo International BarShow 2018 行ってきた

5/12・13で行われた

Tokyo International BarShow 2018 ~ Bar Mythology ~に行ってきました。

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バーショーという名だけあって、ウイスキーだけでなく、ジン・ウォッカ・ラム・ブランデー・ビール・カクテルなどなどいろいろあって楽しかったです。

昼食いすぎてあんまし量飲めなかったのと、写真が少ないのは反省点なので次行くことがあれば気を付けたいと思います。

 

ここで気になったお酒をちょっと紹介。

 

①グレンアラヒ25年

Whisk-eさんのブースで1時から一本限定無料試飲とのことだったのですが、飯食ってたので滑り込みで最後の一杯いただきました。

濃いシェリー系で、チョコレートのような甘味がするおいしいウイスキーでした。

グレンアラヒはもっと軽い酒質だと思っていたので新たな発見でもありました。

 

 

ラガヴーリン 8年

新しくMHDから出るやつ。

元々ある16年よりなぜか高いんですが、それだけの価値もあるなと思いました。

アイラの巨人といわれるラガヴーリンですが、若いといかに酒質が素直で優秀かわかりますね。やや灰を思わせるピートにフレッシュな味わいでおいしかったです。

 

 

カバラソリスト ポートカスク

台湾のウイスキーカバラン。世界的な評価はうなぎのぼりです。

価格が強気設定なのでなかなか飲めないですが、やっぱ価格相応のうまさありますね。

いろんな樽での熟成を試してるので、他の樽と比べてみるのも面白いと思いました。

 

 

グレンファークラス 25年

有料試飲で飲んだんですが、家帰ってボトルの値段見てびっくりしました。

こんな安いんですね。これはまじで値段以上の価値があると思います。

かなり粘性のあるテクスチャーに甘い味が重なって、黒蜜を思わせるような、とてもおいしいウイスキーでした。

僕は一本買っておこうか悩み中です。

 

 

⑤アラン 18年

 以前この記事で紹介したアランの18年です。

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 アランは個人的にとても好きな味なんですよね。

良質な麦芽風味に桃のような熟成した果実味、やや塩っぽさ、みたいな。

最近人気ですが、できてまだ20年ちょいで18年のボトルをこの値段で維持してるのは強いですね。

 

 

書き始めたらとまらなくなってしまいました。

結局ウイスキーのことしか書いてない

紹介したいボトルは尽きないので、またなにかの機会に紹介できたらと思っています。

ボウモア 14年 OMC

西船橋のバー BAR dio (https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12005219/ )が14周年記念ということで、14年物のスピリッツを中心にいろいろ取りそろえてるみたいです。

5/20(日)までやっているとのことなのでよかったらぜひ。

 

ということでボウモア14年を飲んできました。

 

 

ボウモアはこの記事で取り上げてますが、このころはあまり自分が好きじゃない味で蒸留所とか詳しく書いてなかったので改めて書きます。

 

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ボウモア蒸留所とは

スコットランドの西部にアイラ島という島があります。

ここはウイスキーの生産がとても盛んで、スモーキーで個性的なウイスキーが数多くあります。

そのアイラ島の中間部、インダール湾に面した場所にボウモアという町と蒸留所が存在します。

蒸留所は海にせりだしており、熟成庫には海水のしぶきが入ってくるほどだそうです。ボウモアウイスキーに潮の香りが強い所以ですね。

 

この蒸留所は1779年につくられたアイラ島で最古の蒸留所といわれています。

1994年からはサントリーが所有しています。

そのためか、日本では5本の指に入るほど売れているシングルモルトみたいです。

 

味の特徴は「アイラの女王」と称されるほどで、個性的なアイラウイスキーの中では華やかです。

アイラ島ウイスキーは北の方が軽い味わいで、南の方がヘビーな味わいになっているので、地理的にも味的にもその中間で、アイラを知るには最適なウイスキーかもしれません。

 

今回のボトル

スコットランドのハンターレイン社が瓶詰めした、ボウモアの14年です。

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランドアイラ島

度数…50°

樽…ホグズヘッド

 

レビュー

香り…思ったより甘め。パンケーキのような甘さと潮の香り。少し時間を置くと柑橘系が感じられる。

味……スムースな口当たり。バニラのふわっとした甘さにレモン、潮、ピートといった要素が重なる。やや南国系のトロピカルな風味も。そこまでピートは強くない。だんだんと潮・ピートが強くなり海藻のような感じ。ピートの香りはかなり鼻に残る。

 

いやー半年前は好きじゃなかったんですけどね、ボウモア。今は好きですね。

あまり紙やインクみたいなネガティブな印象は感じないいいボトルだったと思います。

個人的にはもうちょっと柑橘・トロピカル系が出てくるとさらに好きになりますね。

 

アイラのウイスキーのんでみたいけど最初からきついのは…って人はボウモアおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

Amazonアソシエイト登録しました

Amazonアソシエイト通ったのでご報告。

 

Amazonの商品広告をブログにのっけて、そのリンクから飛んで商品を買ってくれた人がいたら商品価格×紹介利率分のお金が僕に入るという仕組みです。

いわゆるアフィリエイトというやつですね。

どうせバンバン広告載せるし誰かが何かの間違いで買ってくれるかもなので申請してみました。

結構通らない話聞くけど一発で通りました。

 

紹介利率はこんな感じ。お酒8%はいいね。

ちょっとテストがてらのっけてみます。

 

 

真礼アルバムもよかったしLiSAアルバムもきっといいからみんな買おうか。

 

バルブレア  1997

内定祝いの2杯目です。

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下のリンクのボトルに近いんですが、厳密にいうとちょっと違うみたいです。

バルブレア 1997 シングルカスク 正規品 57.6度 700ml

 

バルブレア蒸留所とは

スコットランドは北東部、北海に臨むドーノッホ湾の近くにエダ―トンという村があります。この村は別名「ピート教区」と呼ばれるほどピートがよく取れるため、昔から密造酒づくりがさかんでした。そんな村にバルブレア蒸留所はあります。

バルブレア蒸留所はハイランド地方で3番目に古い1790年創業とされています。*1

 

しかしながら、この蒸留所はその歴史よりも、あることで良く知られています。

それは「バランタイン 魔法の7柱」の一つであるということです。

 

バランタイン 魔法の7柱とは

バランタイン。その名はウイスキーに詳しくない人でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

世界的に有名なブレンデッドウイスキーであり、特に17年物は「The Scotch」と呼ばれたりします。

このバランタイン17年には、その味の中核を担っている、いわゆるキーモルトが公開されており、それが

アードベッグ

・グレンカダム

・グレンバーギ

・スキャパ

・バルブレア

プルトニー

・ミルトンダフ

の7つというわけです。

この7つの原酒を中心に40種以上の原酒をブレンドして、しかも原酒の最低年数が17年ですよ!

 

ブレンデッド スコッチ ウイスキー バランタイン 17年 700ml

 

贅沢な品ですね。

今回のボトル

話を戻しまして、今回のボトルです。

バルブレアは熟成年数ではなく、ヴィンテージでボトル分けをしています。

熟成年数神話みたいなもの(熟成したほうがうまい)がウイスキーにはあるのでこれは非常に珍しいです。

オフィシャルでやってるのは他にグレンロセスくらいしか僕は知りません。

 

今回は1997という生まれ年ヴィンテージの2016年に瓶詰めされたものなので、19年熟成ということですね。

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランド・ハイランド地方

度数…58.6°

樽…バーボン樽

 

レビュー

香り…柑橘系の香りが先行して、あとから存在感のある麦とバニラ、オークが追いかけてくる。甘めだけど重い香り。

味…度数も相まって非常にパワフル。桃と蜂蜜のしっかりとしたコクのある甘さ。マーマレードだっけ、オレンジのジャムみたいなあれ。麦も存在感を失っておらず華やか。後半に向けてスパイシー。シナモン。オーク。

 

華やかなバーボン樽がありつつもどっしりとした麦とスパイシーなピートでバランスを取ってくる感じですね。

樽に負けない原酒の旨味があってこそできる技だと思います。

おいしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

*1:グレンタレット・グレンギリーの次といわれている