ピノ飲み比べ ~カリフォルニア vs 南アフリカ編~
タイトル通りの記事です。
赤ワインの品種の中でもピノノワールが好きなのですが、各産地の違いを感じ取るため、飲み比べを実施しました。
今回実施した銘柄はこちら!!!
左:カレラ ジョシュジェンセン セレクション ピノノワール 2017(カリフォルニア)
右:ポールクルーバー エステート ピノノワール 2018(南アフリカ)
カレラの方が一年前のVTとなっています。
それではやっていきましょう。
レビュー
カレラ:色は黒みを帯びたルビー色。茎のような青い香り、ハーブ、熟したベリー。味は明るく甘味を伴う果実味、陽気な味わい。クリーミーさや少しカフェオレのような感じも。喉にかけてスパイスが引き締める。
ポールクルーバー:キノコ、ラズベリー、森の下草のようなしっとりした香り。味わいは酸が強め、若い桑の実、やはりきのこを感じ、陰性のひっそりした味わい。
生産者情報
今回は有名ワイナリー同士なのでワイナリーの紹介は割愛します。
カレラ ジョシュジェンセンセレクションは、セントラルコーストのブドウに、カレラの所有するマウントハーランの畑のブドウが15%程度ブレンドされているものになります。
ポールクルーバー エステート は、ポールクルーバーの展開の中ではセブンフラッグス > エステート > ヴィレッジと、中価格帯になります。
評価
ストーリー どちらも★★★★(4/5点)
どちらも人気ワイナリー、さすがといったところでしょうか。
カレラもポールクルーバーもデザインがよいですよね。
カレラはトレードマークの焼き窯(カレラという名前もそこから来ているそうです)が存在感を放っています。
ポールクルーバーも、文字色やバック柄が独特でオシャレですよね。
味わい カレラは ★★★★★★★★(8/10点)
ポールクルーバーは★★★★★★★(7/10点)
味わいは対極というか、陽気な味わいで果実感や甘味を感じるカレラに対し、
ポールクルーバーはキノコや森っぽさがあり、冷涼な酸もかなり感じる構成でした。
ただ、ポールクルーバーは酸がバランスを悪くしていた気がします。
味はカレラに軍配ですね。
※これは開けたての評価だったので、数日たつと酸が取れてきてポールクルーバーはかなり変わりました
コスパ どちらも★★★(3/5点)(ポールクルーバーは数日後4/5点)
味はカレラの方が美味しかったですが、自分の購入価格で1000円ほど、実売で1500~2000円ほどカレラの方が高いので、そう考えるとコスパは同じくらいかなと思います。
また、酸が落ち着いてきたらポールクルーバーの方がコスパは高いと思いました。
総評
カリフォルニア vs 南アフリカ、買ったのは…
カリフォルニア
です。
まあ、僕が安く手に入れられたって言うのもあるんですが、3000円台で開けたてのあの味わいはとても良かったです。
ただ、コスパで見ると特に数日後はポールクルーバー優勢かなということもあり、南アフリカも全然負けていませんでした。
というわけで、せっかくだったので飲み比べてみましたが、いろいろな発見がありました。
同じ品種なのにここまで産地・作り手で変わるのがワインの面白い所ですね。
また機会をみつけてやってみたいと思います。
それでは。