ウイスキー記事について
お酒飲む用Twitterアカウント「@chinomia_sake」なんか作ったりして色々な方がこのブログを見に来る(といいなぁ)かもしれないので、改めてウイスキー記事について書いていこうと思います。
まず、ウイスキー記事の構成は基本的に
①一言
②写真
③ボトルの詳細情報(英語)
④飲むに至った経緯
⑤蒸留所紹介(このブログに出てくるのが初めての場合のみ)
⑥テイスティングレビュー
⑦締め
という感じでやっています。
これは、いろいろな方のブログを見る中で自分がいいなと思ったところを組み合わせて(パクって)こうなりました。見にくかったり、改善点があればコメントいただけると助かります。
次に、お酒のレビュー記事をあげている方の多くは、「10点中何点」のようにお酒を評価していると思います。ですが、僕は当分するつもりはありません。
理由は、まだまだお酒を飲み始めて日が浅いため、自分には到底判断できないと感じているからです。美味しい/美味しくないだけでなく、将来性やコストパフォーマンスも評価に絡んでくると思っているので、そういうのが判断できるようになってきたなと感じたら、もしかしたら今後やっていくかもしれません。
記事にするウイスキーの選び方についてですが、飲んだボトルをすべて記事にすることはできないため、自分の中で光るものがあったり、逆に奇妙な点があったり、初めて飲む蒸留所だったりと、言ってしまえば書くことがあるものを載せていきます。
また、基本的にバー飲みが多いため、テイスティングコメントはその日の酔い方、場所、グラスなど環境にかなり左右されます。あてにしないでください。
こんなところでしょうか。引き続きボチボチやっていくのでよろしくお願いします。
ベンロマック10年&ピートスモーク
ベンロマック、なめてました。
BENROMACH
Speyside single malt
Aged 10 years (右)
43.0% 700ml(右)
ベンロマックのスタンダード10年と、割と流通してる限定品のヘビーピートタイプを飲みました。
ベンロマックはちゃんとバーで飲んだことがなかったのですが、僕がいつも読んでいるブログでベンロマック愛を感じて気になっていました(下記リンク)。
ベンロマック 10年 43% オフィシャルボトルdrinkerslounge.wordpress.com
そしたらちょうどいいところに、船橋のBar time stationのマスターにすすめられたのでいただきました。
ベンロマック蒸留所とは
ベンロマック蒸留所はスペイサイド西側のフォレスという町にあります。創業は1898年ですが、不幸なことに、生産開始直前に共同出資者の一人が手を引くという最悪のスタートを迎えます。
その後、再開と休業を繰り返していくわけですが、そのベンロマックの運命が大きく変わったのが1993年。なんと、ボトラーズ最大手との呼び声高いゴートン&マクファイル社(通称G&M)がベンロマックを買収します。
G&M社は創業時からの悲願でもあった蒸留所の獲得から5年をかけ、全力でベンロマックを立て直しました。その後2009年にはスタンダードである10年物が出て、2018年には15年物がWWA(World Whislies Awards)2018でBest Speyside Single maltに輝きました。
今ノリにのっているベンロマック、これからの躍進に期待ですね。
レビュー
10年
香り…黒砂糖やみたらしのような少し独特な甘い香り、レーズン、ピートスモーク。しめった木のようなヒントも。
味…年数や度数より濃厚。しっかりとした甘さをスモークが下支えしている。かりんとう、レーズン。余韻はそこまで長くはないが、甘さとスモークが残る。
ピートスモーク
香り…強いスモーク、砂糖掛けのオレンジや、バニラの甘い香り。
味…力強さとフルーティさが同居している。オレンジや桃のようなフルーティな甘さと、肉を焼いたようなジューシーなスモーク。ややクリーミーな、バニラビスケットのような甘さもある。余韻はしっかりとスモーク。
10年はリフィルシェリー樽、ピートスモークは恐らくリフィルのバーボン樽でしょうか。
10年は甘味とピートのバランスがよく、万人受けする味わいだと思います。たぶんどんな飲み方でもうまいですね。
完成度がとても高く、クライヌリッシュ14年やタリスカー10年、グレンモーレンジ10年と並んでオフィシャルコスパ最強なんじゃないでしょうか。
ピートスモークは、このアイラ高騰の流れにおいては希望の光ではないでしょうか。フェノール値62ppmということで、アイラおじさんも満足するピートと、スペイサイド由来のフルーティさがあり、価格も抑えられている。買わない理由がないですね。
自分の好みにピートスモークはドンピシャでした。
総じてベンロマックはすごく気に入ったので、なにかしら家に置いておきたいと思いました。
それでは。