ベンネヴィス 21年 ウイスキートレイル
ベンネヴィス、ノーマークでした。
(写真左)
ELIXIR DISTILLERS
WHISKYTRAIL THE KNIGHTS
BEN NEVIS
Highlands single malt
Aged 21 years
distilled in 1996
2018's
47.5% 700ml
エリクサーディスティラリーが日本向けにリリースした「ウイスキートレイル ナイトシリーズ」。
ナイトの柄が描かれたボトルで6種類出ているそうです。
バックバー映えするおしゃれさですよね(なんでナイトなのかはわかりませんが)
ベンネヴィスはこのボトルで初めて飲みました。
せっかくなので写真右のボトルと飲み比べしました。
それはまた後日。
ベンネヴィス蒸留所について
スコットランドの西ハイランド地方にそびえたつ、スコットランド最高峰のベンネヴィス山。その麓、フォート・ウイリアムスのロッキーブリッジに1825年、ベンネヴィス蒸留所は建てられました。
設立した人物はジョン・マクドナルド氏。「ロングジョン」の愛称で親しまれ、同名のブレンデッドウイスキーの由来となった人物です。
ジョン氏の死後はマクドナルド家によって経営が続けられましたが、1920年代以降はオーナーを転々とし、最終的に1983年に生産を停止します。
しかし、その後1989年に日本のニッカウヰスキーが買収し、1990年より同社のもとでウイスキーの生産が再開されました。
シングルモルトのオフィシャルは10年だけ?なのかな。なかなか見かけないと思います。
レビュー
香り:優しい麦、ややワックスさを伴ったオイル、フルーツビネガーのような癖のある香りも。干し草、やや青さはあるが、マンゴー、パイナップルの華やかなフルーティーさ。
味:ややねっとりとしている。甘くフルーティーで万人受けしそう、パイナップル、マンゴーの甘味。少しシロップのような甘さもある。後味はそこまで残らないが、そのままの香りや、ダージリンのような華やかさを保っている。ドライな要素はない。
これが南国フルーティというやつなのでしょうか。ビネガーのような香りなど、微妙に人を選ぶ感じはあると思いますが、基本的にはトロピカル&フルーティで万人受けするボトルでした。
ベンネヴィス、また見つけたら飲んでみたいと思います。
アラン 20年 Second Edition & Third Edition
贅沢な飲み比べでした。
ARRAN TRILOGY SECOND EDITION
Islands single malt
Aged 20 years
Distilled 1998/02/03
Bottled 2018/04/09
Cask type Sherry hogshead
Cask no 136
50.4% 700ml
ARRAN TRILOGY THIRD EDITION
Islands single malt
Aged 20 years
Distilled 1998/06/11
Bottled 2018/08/15
Cask type Bourbon barrel
Cask no 716
55.3& 700ml
アラン蒸留所の日本へ輸入20周年を記念したボトルです。
第二弾と第三弾を飲み比べさせていただきました。
第一弾は記事にはしていないもののちゃんと飲んでます。アランはお気に入りなので。
アラン蒸留所についてはこちらの記事をご覧ください。
レビュー
SECOND EDITION
香り…上品な香り。雑味のない黒い果実、アプリコット。すこしウッディな感じがあり、ハーブや香木を思わせる。コクのある麦感もあいまって味を期待させる。
味…度数を感じさせないさらっとした口当たり。黒い果実風はなく、熟したリンゴ、アプリコット、パパイヤなど様々なフルーツが優しく包み込む。ドライな感じはなく、スパイスやウッディを伴いながらあたたかくフィニッシュ。
THIRD EDITION
香り…華やかな香り。桃、バニラ、黄色いフルーツ。少し置くと香ばしい麦感や、アルコールの刺激とともにオーキーさ。
味…甘くジューシー。みずみずしいフルーツミックスの蜂蜜がけ。アップルパイ。後半にかけてハーブを伴いながら度数相当のアタックがある。甘いモルティさや柑橘とともに、ヒリヒリとしたフィニッシュ。
アランは酒質がフルーティーで、どんな樽でもめちゃめちゃ美味しかったですね。
どっちが美味しいとかは完全に好みの問題だと思います。
ただ、THIRDの方は度数が高くて、アルコールの刺激が少し出ていたので、個人的にはSECONDの方が好みです。
アラン蒸留所は創業23周年を迎え、第二の蒸留所も建設される予定なのでこれからさらに期待できる蒸留所だと思います。
ぜひ飲んでみてください。