アードベッグ ウーガダール
父上から「お前が二十歳になったらこの酒を一緒に飲みたかったんだ」と言われ、家族で飲みました
アードベッグは10年がスタンダードかと思いますが、ウーガダールという別物です
アードベッグ蒸留所とは
イギリス北部、スコットランドの西に位置するアイラ島。ウイスキーの名産地で蒸留所が多く立ち並びます。
島の南端にラフロイグ、ラガヴーリン、アードベッグと3つの蒸留所がありますが、一番東側にあるのが今回紹介するアードベック蒸留所です。
アイラ島の蒸留所はピート*1を多く焚く傾向があり、作られるウイスキーはスモーキーなものとなります。
そんなアイラ島の蒸留所の中でもアードベッグ蒸留所のピート焚きは世界一イイイイィィィィ(たぶん)
仕込み水も、蒸留所の北にある、ピートでコーヒー色に染まった湖から取ってくるという徹底ぶり
癖はとても強いですが、多くのコアなファンがいます
アードベッグ ウーガダールとは
樽:バーボン樽・シェリー樽
熟成:不明
度数:54.2%
アードベッグTENはバーボン樽のみを熟成に用いますが、バーボン樽の原酒とシェリー樽熟成の原酒を混ぜ合わせた(バッティング)ものとなります
ちなみにウーガダールとは、先ほど出てきた仕込み水を取ってくる湖の名前です
感想
ワイン一本開けてラムも飲んだ後だからあんまあてにならないかも()
色……薄いコーヒーのような、くすんだ茶色
香り…かなりスモーキー。アードベッグTENを飲んだことがないので比較ができないが、恐らくTENよりはスモーキーでない
ボウモアに見られるような磯の香りはあまり感じられず。かすかにシェリー由来の甘い香りも後から追ってくる
味……度数が高いためピリッとした刺激とともにスモーキーさが口に広がる。荒々しさはあるが、味自体はシェリー樽の影響なのか甘め。飲み終わりに焦げたカラメルとか木のような、ビターな感じがくる
余韻は強く、長くスモーキーさが残る
いくらチェイサー飲んでも鼻の煙い感じが抜けない
加水すると口当たりがよくなり、ナッツみたいな甘いニュアンスが出てくる(でも煙さやばい)
煙たさはすごいのですが、その割に甘さなどとのバランスがよく、スイスイ飲める感じでした、うまいです
アイラ初めてがこれだとたぶんうけつけないけれど、だんだんウイスキー飲んでスモーキーさに慣れてきたぜって人は飲んでみると世界変わるかもしれない
アードベックTENや、お隣の蒸留所であるラガヴーリンやラフロイグと飲み比べてもいいかもなあ