うさぎは寂しくても死なない

備忘録を兼ねたブログ お酒(特にウイスキー)のことについてよく書きます

スプリングバンク 21年 ブティックウイスキー

内定祝いにいつものバーでいただきました。

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そろそろ他のバーも開拓したいなあと思いつつも、ここに満足してるので通ってしまうんだよなあ

 

スプリングバンク蒸留所とは

スコットランドは西、大西洋に突き出た細長いキンタイア半島の先端にある、キャンベルタウンという町にこの蒸留所は位置しています。

この町は昔、ウイスキーを中心に非常に栄えましたが、現在はかなり落ちぶれてしまい、蒸留所も少なくなっています。

 

このスプリングバンクですが、ユニークな点が多く狂信的なファンが数多くいます。

第一に、数少ない独立資本の蒸留所であること。

第二に、自前でボトリング設備をもっており、瓶詰めまで自社で行うこと。

スプリングバンク蒸留所と同資本でケイデンヘッドという瓶詰め会社もあります。

第三に、すべての麦芽を昔ながらの自家製麦(フロアモルティング)していることも特徴的です。

 

これだけたくさんの特徴を持つスプリングバンクですが、味も非常に特徴的で、全モルトウイスキー中もっとも「ブリニー」(塩気を感じる味)といわれています。

僕はブリニーなウイスキー好きなのでこの蒸留所はかなり好きですね。

 

今回のボトル

瓶詰め業者のブティックウイスキーの話は省略します(知らないだけ)。

今回のボトルはそのスプリングバンクの長期熟成21年ものです。

シングルカスク(一つの樽から)のカスクストレングス(加水なし)です。

今回いただいたバーでもハーフショット3000円という化け物なのですが、元の価格設定も500mlで3万オーバーと強気です。頭おかしいんじゃないか

 

種類…シングルモルトウイスキー

産地…スコットランド・キャンベルタウン

度数…47.6%

熟成…21年

樽…バーボン樽・ホグズヘッド

 

レビュー

香り…南国フルーツ系、マンゴー、パイナップル。やや塩気と甘味を伴った麦芽感。

味…熟成年数にしてはややあっさりして水っぽいが、塩気と甘味のある麦芽感で非常に噛み応えがある。ビスケット・クッキーって感じ。バニラ。トロピカルフルーツ。ピートは穏やかで、優しい甘さが余韻に残る。

 

あまくておいしい(語彙力皆無)。

いろいろな香りがしてかなり読み取れてない部分がある気がしますが、甘い麦感が塩気で引き立ち、それをトロピカルなアクセントが支えるって感じでおいしかったですね。

ただ、値段が値段なので、ボトルを買うかといわれると買わないかなあ。

半額になるならぜひとも買いたいですね。